3つの方法で費目がどう変わるか(比較表)
| 費目 | 認証工場に頼む | 指定工場に頼む | ユーザー車検(自分で受ける) |
|---|---|---|---|
| 検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料(国が定める法定費用) | どの方法でも必要。自動車技術総合機構は、この3つを「国に納める手数料や税金などで、必ず必要な費用」と説明している | ||
| 車検場へ行く人 | 工場が運輸支局等へ車両を持ち込んで検査を受ける | 自動車検査員が検査し、保安基準適合証を交付する。この証を運輸支局等に提出すると、車両の持ち込みを省略できる | 自分で検査場へ持ち込む(予約が必要) |
| 検査代行手数料 | 工場が運輸支局等で車検証の更新手続きを代行する料金として、見積に別の行で出ることがある。工場の区分と金額の関係は、確認した資料に書かれていない | 自分で手続きをするため、代行の費目は要らない | |
| 点検整備の費用・部品代 | 点検整備を整備工場に任せた場合に掛かる。金額は車の状態や工場によって変わる。ユーザー車検でも、整備を工場に頼めば掛かる | ||
| 書類代 | 工場の見積に出る費目名は工場ごとに異なる。確認した資料に決まりはない | 継続検査申請書・自動車検査票・自動車重量税納付書は、受付窓口で無料配布されている | |
国土交通省の案内にある工場の区分は認証工場と指定工場で、ディーラーや車検専門店という区分は確認した資料にありません。どちらの区分かは、工場に掲げられた標識で確認できます。両者の違いは認証工場と指定工場の違いにまとめています。
どの方法でも必要な3つ: 検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料
自動車技術総合機構(検査を行う機関)の「費用目安」のページは、継続検査の費用を「法定費用」と「その他の費用」に分けています。法定費用は検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料の3つです。その他の費用は、整備費用・部品代・代行手数料・書類代が並びます。
検査手数料は令和8年4月1日に改定されています。金額は車検の検査手数料の改定で、3つの合計の目安は法定費用早見表で確認できます。
工場に頼むと出る「検査代行手数料」、自分で受けると要らない費目
日本自動車整備振興会連合会(日整連)のユーザー説明用資料は、検査代行手数料を「お客様に代わって運輸支局等に出向き、車検証(自動車検査証)の更新手続きを行うための料金」と説明しています。自動車技術総合機構のページも、ディーラーなどがユーザーに代わって検査を受けたり手続きをしたりすることで代行手数料が掛かる場合があると書いています。自分で検査を受けるユーザー車検では、この代行を頼まないため、見積にあたる行はありません。
ただし、ユーザー車検でも点検整備を工場に頼めば、点検整備の費用や部品代は掛かります。機構のページは、これらは自動車の劣化具合や故障箇所の多少で変わり、日ごろの維持管理が料金の負担を軽くすると案内しています。自分で受ける場合の予約と当日の流れはユーザー車検の予約と受検前の準備にあります。
このページでできること・できないこと
ここで比べているのは、国と関係機関の資料に書かれた費目の分け方です。どの方法が安いか、特定の工場の見積が妥当かは判定しません。工場の区分ごとの検査代行手数料の金額、ディーラーや車検専門店ごとの料金の違いは、確認した資料に書かれていないため扱っていません。見積書の行の仕分けは費目チェックリストと見積の項目チェックで行えます。
出典(確認日2026-10-06):
- 国土交通省「自動車整備工場には認証工場と指定工場があります。その違いは?」https://www.mlit.go.jp/jidosha/ninshoutoshiteinochigai.html
- 自動車技術総合機構「費用目安」https://www.naltec.go.jp/business/inspection/howto/costs.html
- 日本自動車整備振興会連合会「検査代行手数料」https://www.jaspa.or.jp/member/explanation/fee01_06.html