複数の業者の車検見積を同じ区分に揃えて比べる手順(法定費用・業者設定の費用・点検整備費用)

同じ車の車検を複数の工場に見積依頼すると、行の名前や分け方が業者ごとに違い、合計だけでは比べられません。見積の行を法定費用・業者が設定する費用・点検整備費用の3つの区分に揃えて比べる手順と、記入例を示します。

見比べる手順(4段階)

複数の業者の見積は、合計金額だけを並べると、含まれている費目が違うために比べられません。国土交通省は車検費用を、整備工場に支払うもの(点検・整備料金)と、国や保険会社に支払うもの(法定費用)に分けて説明しています。まず各見積の行を、この分け方に揃えます。

  1. 法定費用の3行を探す。自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料の行です。自動車技術総合機構は、この3つを国に納める手数料や税金などで必ず必要な費用としています。金額は法定費用早見表で見比べられます。業者間で金額が違うときは、行の中に技術情報管理手数料など別の費目が混ざっていないかを確認します。
  2. 業者が設定する車検の手続きの費用を探す。車検基本料や検査代行手数料の行です。日整連は、検査代行手数料を、運輸支局等に出向いて車検証の更新手続きを行う料金と説明しています。基本料に含めている業者と、別の行にしている業者があるため、2つを足して比べます。含まれる作業の範囲は、業者に確認します。
  3. 点検整備の費用を3つに分けて探す。基本点検技術料(定期点検の項目を点検する料金)、整備技術料(不具合の整備や依頼した整備の料金)、部品、油脂代の行です。整備の行は、見つかった不具合や依頼した整備の内容で変わります。
  4. どの区分にも入らない行を書き出す。洗浄料、書類代などの行は、何の作業・何の料金かを業者に聞いて、3つの区分のどれかに入れます。

基本点検技術料などの定義は見積書の費目チェックリストに、依頼先ごとの費目の違いは依頼先別の費目の違いにあります。

記入例: 見比べ用の表(行名の対応)

下の表は、業者ごとに行の名前や分け方が違う場合に、同じ区分へ揃える記入例です。行名は、費目チェックリストの区分から選んだ説明用のものです。実際の見積書では、見積書の行の名前と金額を書き写して使います。

区分業者Aの見積の行業者Bの見積の行揃え方
法定費用自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料(3行)自動車重量税・自賠責保険料・検査手数料(3行)3行を並べて、金額が早見表と合っているかを見る。合計だけの行の場合は内訳を業者に聞く
業者設定の費用車検基本料(1行。検査代行手数料を含む)車検基本料と検査代行手数料(2行)Bは2行を足して、Aの1行と並べる。基本料に含まれる範囲を業者に確認する
点検整備費用基本点検技術料、整備技術料、部品、油脂代基本点検技術料、整備技術料、部品、油脂代整備技術料と部品、油脂代は、同じ箇所の整備か(箇所名が書かれているか)を見る
その他業者に確認した行業者に確認した行何の作業かを聞いたうえで区分に入れる

法定費用は消費税が掛からない(非課税・不課税)ため、税込と税抜の表示が行によって混ざる見積では、法定費用の3行と、課税される行を分けて見ます。詳しくは消費税の表示が行によって違うことがあるにあります。

比べるときの注意

このページでできること・できないこと

ここで示しているのは、見積の行を同じ区分に揃えて比べる手順です。どの業者が安いか、金額が相場に合っているかは判定せず、相場の金額も載せていません。見積書の行の仕分けは見積の項目チェックで行えます。見積を取る前に確認する書類は見積を取る前に揃える書類にあります。

出典(確認日2026-10-06):

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このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の工場の選び方や見積の妥当性を判定・保証するものではありません。実際の手続きと料金は、依頼する工場の案内でご確認ください。