車検の見積を保留して他社にも出すときの進め方
見積を受け取ってすぐ決めずに、他社にも見積を取るときの順番を、満了日までの余裕の数え方、保留の間に変わりうる行、断るときの伝え方に分けて整理します。
満了日までの余裕を数える
保留できる日数は、車検証の有効期間の満了日から逆算します。車検は満了日の2ヶ月前の日から満了日までに受けると、次の有効期間は満了日の翌日から数えます(車検を受けられる時期と有効期間)。保留の間に受検の期間が終わると、車検が切れた状態になります(車検切れで公道を走ると)。
| 数えるもの | 数え方(満了日が令和9年1月15日の例) |
|---|---|
| 受検できる最初の日 | 満了日の2ヶ月前の日。この例では令和8年11月15日 |
| 受検できる最後の日 | 満了日。この例では令和9年1月15日 |
| 見積を取る期限の目安 | 他社の見積を待つ日数と、整備や代車の都合で受検日を決めるまでの日数を、満了日から引いて決める。この日数はこのサイトでは判定しない |
満了日が月末のときの「2ヶ月前の日」も、上の時期のページで確かめます。見積を取る時期の考え方は車検・12ヶ月点検・自動車税の時期の早見表にもあります。
保留の間に変わりうる行
| 見積書の行 | 保留で変わりうるか | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 検査手数料・自動車重量税 | 金額は受検日で決まる。令和8年は4月1日・5月1日・11月1日の前後で変わる費用がある | 令和8年の車検費用の改定を日付順に整理で、受検予定日が日付の前か後かを見る |
| 自賠責保険料 | 保険期間の始期で決まる。令和8年11月1日以降の始期は改定後の料率になる | 自賠責保険料の改定で始期を確かめる |
| 点検整備の料金・部品代 | 見積書の有効期間を定めた規定は、このサイトでは確認できていない。依頼先ごとに異なる | 見積書に有効期限が書いてあるか、書いてなければ口頭で聞いて控える |
| 追加整備の行 | 追加整備は、受入点検のあとに見積が変わる場合の扱いが指導要領にある。保留の間の車の状態の変化は、このサイトでは判定しない | 追加整備を勧められたときの確認の順番、概算と書面の見積書で変わる行 |
保留して他社にも出すときの順番
- 最初の見積書を手元に残す。書面か画面の写しで、行の名前と金額を残します。
- 満了日と受検できる最初の日を数える。上の表の数え方で、保留できる日数の上限をつかみます。
- 他社にも同じ条件で見積を頼む。車検証の内容、希望する整備の範囲、部品の種類をそろえて頼みます。比べ方は複数の業者の見積を同じ区分に揃えて比べる手順にあります。
- 法定費用の行を先に見比べる。金額は法定費用早見表と見合わせ、行の名前は費目名の別名対応表でそろえます。
- 決めたら、受検日と見積の有効期限を合わせる。決めた依頼先に、その見積の金額で受検日まで変わらないか、聞いて控えます。
断るときの伝え方
見積を断ることや、他社と比べる間の返事を待ってもらうことについて、依頼者の義務や料金を定めた規定は、このサイトでは確認できていません。次は伝え方の例です。
- 保留を頼むとき:「他社の見積も見て決めたいので、〇日までに返事をします。この見積の金額は、その日まで変わりませんか。」
- 断るとき:「今回は見送ります。見積書を出してもらった手間の分に、費用がかかりますか。」費用の有無は、見積書や依頼先の案内で確かめます。
- 見積の料金が有料の場合:見積を出す前に、有料か無料かを聞いて控えます。
見積書に保証・取消しの記載があるときは、見積書の保証・無償修理・取消しの記載の読み方で確かめます。
見積の内容を確認しても納得できないときの公的な相談先は車検・整備の見積で納得できないときの公的な相談窓口と、相談前に揃える情報にあります。
よくある質問
Q. 見積を保留できるのは、いつまでですか。
車検証の有効期間の満了日から逆算します。満了日の2ヶ月前の日から満了日までに受けると、次の有効期間は満了日の翌日から数えます。保留の間に受検の期間が終わると、車検が切れた状態になります。他社の見積を待つ日数は、この満了日から引いて決めますが、保留してよい日数はこのサイトでは判定しません。
Q. 保留している間に、見積のどの行の金額が変わることがありますか。
検査手数料と自動車重量税は受検日で決まり、令和8年は4月1日・5月1日・11月1日の前後で変わる費用があります。自賠責保険料は保険期間の始期で決まり、令和8年11月1日以降の始期は改定後の料率になります。点検整備の料金・部品代は、見積書の有効期間を定めた規定をこのサイトでは確認できていないため、見積書に有効期限が書いてあるかを依頼先に聞きます。
Q. 見積を断るとき、費用を請求されることはありますか。
見積を断ることや、他社と比べる間の返事を待ってもらうことについて、依頼者の義務や料金を定めた規定は、このサイトでは確認できていません。費用の有無は、見積書や依頼先の案内で確かめます。見積が有料の場合に備え、見積を出す前に有料か無料かを聞いて控えます。
このページでできること・できないこと
示しているのは、保留と比較の進め方の整理です。どの依頼先が適しているか、保留してよい日数、見積の金額が妥当かは判定しません。金額を入力して仕分けるときは見積の項目チェックを使えます。
連休の前に見積を保留するときの、検査場の閉庁日と見積の有効期間の確かめ方は年末年始・お盆・ゴールデンウィークの前に車検の見積を取るときの確認にあります。
根拠は、次のページに載せた一次資料です。
- 車検を受けられる時期と有効期間(道路運送車両法施行規則第44条)
- 令和8年の車検費用の改定を日付順に整理(国土交通省・損害保険料率算出機構)
- 概算と書面の見積書で変わる行(国土交通省の指導要領)