見積書の費目名の別名と、仕分けツールが認識する名称(法定費用3種)
このページは、行の名前の言い換えを公的な資料と照らす表です。用語の意味は用語集、見積書の行を3区分に分けて確認する手順は費目チェックリストにあります。
同じ費用でも、見積書の行の名前は依頼先によって違います。公的な資料で確かめられた表記を、このサイトの仕分けツール(トップの見積の項目チェック)がどの区分に仕分けるかと並べます。
| 費用の区分 | 公的な資料で確かめられた表記 | 仕分けツールの結果 |
|---|---|---|
| 検査手数料 | 検査手数料(国土交通省)/自動車検査登録印紙+自動車審査証紙(北海道運輸局)/検査申請印紙代(茨城県自動車整備振興会) | 3つとも法定費用の検査手数料に仕分け |
| 自動車重量税 | 自動車重量税(国土交通省)/自動車重量税印紙(北海道運輸局) | 2つとも法定費用の自動車重量税に仕分け |
| 自賠責保険料 | 自賠責保険料(国土交通省・岐阜県・茨城県の整備振興会) | 法定費用の自賠責保険料に仕分け |
「自動車重量税印紙」は「印紙」の字を含みますが、重量税の行です。仕分けツールが検査手数料と誤って判定する不具合があったため、重量税を先に判定する順に直しました(2026-10-07)。
見積書で見かける表記(公的な資料では名称を確認していない)
| 見積書の表記 | 見分け方 | 仕分けの考え方 |
|---|---|---|
| 預かり法定費用 | 重量税・自賠責保険料・検査手数料をまとめて業者が預かる行の呼び名として使われる例。内訳の行が別にあるかを見る | 法定費用側。内訳の3種を法定費用早見表の金額と照らす |
| 継続検査申請手数料 | 検査手数料の金額(検査手数料の改定)と一致すれば国に納める検査手数料。上乗せがあれば、その差は代行料にあたる | 公定額と一致する分は法定費用、超える分は法定費用ではない行 |
この2つは公的な資料で名称を確認できていない、見積書で見かける表記です。同じ名前でも依頼先によって含める範囲が違うため、内訳の行と金額で判断します。
点検・整備側の費目名の別名(法定費用ではない行)
| 行の役目 | 確かめられた表記 | 仕分けツールの結果 |
|---|---|---|
| 定期点検の項目を点検する料金 | 基本点検技術料(日整連)/基本点検料・点検料(茨城県)/定期点検で義務づけられている項目の点検をおこなう技術料金(岐阜県) | 法定費用ではない行として扱う |
| 点検の結果の整備の作業料金 | 整備技術料(日整連・茨城県)/整備技術料金(岐阜県) | 法定費用ではない行として扱う |
| 部品・油脂の代金 | 部品、油脂代(日整連)/部品油脂代(茨城県)/部品・油脂代金(岐阜県) | 法定費用ではない行として扱う |
| 車検の手続きの代行料 | 検査代行手数料(日整連・岐阜県)/検査手続代行料(茨城県) | 法定費用ではない行として扱う |
仕分けツールは、これらの行を法定費用の金額と照合せず、工賃・部品代などの行として扱います。「24ヶ月定期点検料」「法定点検整備料」「車検整備料」といった呼び名は、公的な資料や整備振興会の資料では確認できなかったため、この表には載せていません。見積書でこうした名前を見たときは、どの作業の料金かを依頼先に確かめます(行の読み方は費目チェックリスト)。工賃の欄の金額の出し方を聞くときは工賃欄の読み方を参照してください。
頼み方で見積に出る費目が変わる(整備付き車検と代行車検の比較)
見積書に載る行は、整備工場に点検と整備まで頼む場合と、国の検査場へ持ち込む手続きだけを代行業者に頼む場合で変わります。茨城県自動車整備振興会の説明では、費目ごとに次のように分けられています。
| 費目 | 整備付き車検 | 代行業者による車検 |
|---|---|---|
| 基本点検料 | あり | なし |
| 整備技術料 | あり | なし |
| 検査手続代行料 | あり | あり |
| 自動車重量税 | あり | あり |
| 自賠責保険料 | あり | あり |
| 検査申請印紙代 | あり | あり |
同じ説明では、代行業者は整備事業者ではないため、保安基準に適合させる検査はしても整備は実施しないのが一般的で、基本点検料と整備技術料の行が無い分、総額が安くなると書かれています。2つの見積を比べるときは、総額の差ではなく、点検と整備の行が含まれているかどうかを先に確かめます。
見積を受け取ったときに、同じ説明が依頼先へ求めるよう勧めている内容は次のとおりです。
- 点検料、整備技術料、部品油脂代、税金などの諸費用を、内容別に説明してもらう。
- 点検の結果、追加の整備が必要になったときは、理由と費用を事前に連絡してもらう。
- 車検が終わったら、定期点検記録簿に基づく整備内容と、請求書の内訳を項目別に説明してもらう。
行ごとの金額の確かめ方は見積を受け取ってから契約までの手順、追加整備の連絡を受けたときは追加整備の確認を参照してください。整備の要否そのものは、このページでは判断しません。
よくある質問
Q. 見積書の「検査申請印紙代」「自動車重量税印紙」は、法定費用ですか。
どちらも法定費用の行です。このページの表では、検査申請印紙代(茨城県自動車整備振興会)や自動車検査登録印紙+自動車審査証紙(北海道運輸局)は検査手数料、自動車重量税印紙(北海道運輸局)は自動車重量税の別名として確かめられた表記です。「印紙」の字があっても重量税の行は重量税なので、検査手数料と取り違えないようにします。
Q. 「検査代行手数料」や「検査手続代行料」は、法定費用ですか。
法定費用ではありません。日整連・岐阜県・茨城県の資料にある、車検の手続きを代行する料金の別名で、このサイトの仕分けツールでも法定費用の金額とは照合せず、工賃・部品代などの行として扱います。検査手数料と名前が似ていますが、国に納める手数料とは別の行です。
Q. 「預かり法定費用」「継続検査申請手数料」は、どう見ればよいですか。
公的な資料で名称を確認していない、見積書で見かける表記です。預かり法定費用は、重量税・自賠責保険料・検査手数料をまとめた行のことが多く、内訳と金額を早見表で照らします。継続検査申請手数料は、検査手数料の公定額と一致すれば法定費用、上乗せがあれば差額は代行料にあたります。
Q. 見積書に「車検整備料」「法定点検整備料」と書かれているときは、どの行にあたりますか。
この名前は、公的な資料や整備振興会の資料では確認できなかったため、別名対応表には載せていません。どの作業の料金かは、見積書を出した整備工場に確かめます。点検の項目を点検する料金なのか、点検の結果の整備の作業料金なのかによって、上の表のどの行に近いかが変わります。
このページでできること・できないこと
示しているのは、公的な資料に載っている表記と、仕分けツールの判定結果です。依頼先が実際に使う名前をすべて網羅したものではなく、載っていない名前でも法定費用でないとは限りません。金額が合っているかの確認は、法定費用早見表とトップの見積の項目チェックで行います。
出典(確認日2026-10-07):
- 国土交通省「車検の仕組み(法定費用)」https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikumi/houteihiyou.pdf
- 国土交通省 北海道運輸局「継続検査の手数料」https://wwwtb.mlit.go.jp/hokkaido/kensa/jukenannai/index.html
- 岐阜県自動車整備振興会「車検料金の内訳」https://www.gaspa.or.jp/tokusuru/maintenance.html
- 茨城県自動車整備振興会「車検料金の仕組み」(費目の比較表は2026-10-21確認)https://www.seibi.or.jp/mamechishiki_4.html
- 日本自動車整備振興会連合会「車検・定期点検時の一般的な料金項目」https://www.jaspa.or.jp/member/explanation/fee01_02.html