12ヶ月点検の見積チェック

12ヶ月点検(法定点検)の見積に書かれた項目を1行ずつ入力すると、国の法定基準がある項目か、業界の一般的な目安(法定基準ではない)にとどまる項目かを仕分けます。

整備工場で点検中の乗用車

12ヶ月点検について

点検の間隔を車検・自動車税の時期と並べた表は車検・12ヶ月点検・自動車税の時期の早見表にあります。

12ヶ月点検は、道路運送車両法第48条・自動車点検基準(昭和26年運輸省令第70号)第2条に基づき、自動車の使用者に義務付けられている定期点検です(罰則規定はありません)。車検(継続検査、2年ごと)とは別に、自家用乗用車では1年ごとに実施することが求められています。点検項目数は29項目(国土交通省の点検整備の種類ページで確認、確認日2026-09-11。個別の項目名一覧は本サイトでは未確認のため掲載していません)。

12ヶ月点検には、車検のような法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)はありません。見積の金額は点検・整備の技術料と部品代が中心のため、このページでは「正しい金額」の自動計算は行わず、項目ごとに法定基準の有無を仕分けるところまでを行います。車検の見積は車検見積判定デスクのトップで確認できます。

Q. 12ヶ月点検は必ず受けなければいけませんか?受けないとどうなりますか?

12ヶ月点検(法定点検)は道路運送車両法第48条・自動車点検基準に基づき、自動車の使用者に義務付けられています。ただし、車検切れとは異なり、受けなかった場合の罰則規定はありません。義務であることと、罰則の有無は別の話である点にご注意ください。

Q. 実際にどれくらいの人が12ヶ月点検を受けていますか?

国土交通省が2017年に実施したアンケート調査(回答者985名)によると、定期点検を「必ず実施している」と答えた人は51.0%、「車検の時に実施している」30.1%、「実施したり、しなかったりする」11.4%、「全く実施していない」7.5%でした(一次情報の出典参照)。この調査は2017年時点のデータのため、鮮度が9年落ちである点にご留意ください。

Q. 見積書の「点検基本料」「技術料」は法定費用ですか?

いいえ。12ヶ月点検には、車検(継続検査)のような法定費用(検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料)はありません。見積書の金額は点検・整備の技術料と交換部品代が中心で、業者ごとに設定されています。このページでは、法定基準がある整備項目かどうかの仕分けはできますが、金額そのものの正誤判定は行いません。

Q. 12ヶ月点検と車検(継続検査)は何が違いますか?

車検(継続検査)は保安基準への適合を確認する検査で2年ごとに受ける必要があり、車検切れの状態で運転すると罰則があります。12ヶ月点検は自動車の使用者が行う定期点検で1年ごとの実施が求められていますが、罰則規定はありません。法定費用(税・保険料)があるのは車検のみで、12ヶ月点検にはありません。期限が切れた車検の扱いは車検切れで公道を走ると、切れた車を再び受けるときの見積の行は車検切れから継続検査を受けるときの見積の行、自分で検査場へ持ち込む場合の予約と準備はユーザー車検の予約と受検前の準備のページで確認できます。詳しくは用語集もご覧ください。見積書の項目ごとの区分は車検・12ヶ月点検の見積対照表で確認できます。

Q. 見積書の「基本点検技術料」「整備技術料」「部品、油脂代」は何が違いますか?

基本点検技術料は定期点検を行う料金、整備技術料と部品、油脂代は点検で見つかった箇所や依頼された整備を行う料金です。日整連の説明は12ヶ月点検の見積書の項目の読み方で確認できます。

Q. 車検の年に12ヶ月点検の見積も受け取りました。点検の費用が重複していないか確認する点はありますか?

国土交通省の案内では、自家用乗用車・軽自動車の定期点検は1年ごとに29項目、2年ごとに「1年ごとの29項目を含む計60項目」とされています。つまり、車検と同じ年に行う2年ごとの点検整備の項目には、12ヶ月点検の項目が含まれます。そのため、同じ年の見積に、12ヶ月点検の料金の行と、車検に伴う24ヶ月点検(定期点検整備)の料金の行が両方ある場合は、点検の料金が二重に載っていないかを、行の名称と作業の範囲を依頼先に確認する手がかりになります。

確認の例: 点検の行が1行なのか2行なのか、それぞれの行がどの点検(1年ごとか2年ごとか)の料金か、車検の基本料に点検の作業が含まれているか。請求が適切かどうかの判定は、このサイトではできません。点検の項目そのものは定期点検の項目一覧(1年ごと29項目・2年ごと60項目)に並べています。点検と車検の料金の区分は車検・12ヶ月点検の見積対照表、車検の前後に点検整備を行うかどうかは前検査(後整備)の項をご覧ください。

出典: 国土交通省「点検整備の種類」https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/(確認日2026-10-01)。

見積書の項目を1行ずつ入力

見積書に書かれている項目名と金額をそのまま入力してください(例:「エンジンオイル交換」「点検基本料」「バッテリー交換」など)。使い方がわからない場合は、下のサンプルを試してください。

入力内容はこのブラウザにのみ保存され、外部には送信されません。再度開いたときに続きから入力できます。

仕分け結果

見積項目を追加すると、ここに仕分け結果が表示されます。

同じ名前の行が指す中身の違い(12ヶ月点検の見積と車検の見積)

見積書の行12ヶ月点検の見積車検の見積
点検の基本料・点検料1年ごとの定期点検(29項目)を行う料金2年ごとの点検整備(1年ごとの29項目を含む計60項目)を行う料金。行がない場合は、車検の基本料に含まれるかを依頼先に確認
整備技術料・工賃点検で見つかった箇所や依頼された整備を行う料金(業者ごとに設定)同じ(業者ごとに設定)。法定費用ではない
部品、油脂代交換した部品・油脂の代金同じ(交換した場合のみ載る)
検査手数料・自動車重量税・自賠責保険料かからない法定費用として載る。金額は車検の見積チェックで照合

出典: 国土交通省「点検整備の種類」https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha/tenkenseibi/tenken/t1/t1-2/(確認日2026-10-01)。項目の読み方は12ヶ月点検の見積書の項目の読み方、区分の全体は車検・12ヶ月点検の見積対照表。請求の適否はこのサイトでは判定しません。

見積を受け取ってから依頼先へ返事するまでの読む順番

順番やること読むページ
1見積書の項目名が何の料金かを知る12ヶ月点検の見積書の項目の読み方
2架空の見積2パターンの仕分けで、自分の見積と見比べる12ヶ月点検の見積の仕分け事例
3上の入力欄で自分の見積を1行ずつ仕分けるこのページ
4手元で確認する情報と、整備工場に聞く項目を揃える12ヶ月点検の見積を頼む前に用意するもの・整備工場に聞く項目
5見積にない追加整備を勧められたときの確認見積にない追加整備を勧められたときの確認の順番

次に読むページ

このサイトは、整備項目に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の整備の必要性や実施の可否を判定・保証するものではありません。整備項目に関する記載は、国が定める法定の合否基準ではなく、業界で言われる一般的な目安(出典・確認日つき)です。実際の整備の要否は整備工場にご確認ください。