車検の法定費用の一覧と、見積書の金額は誰が決めるか(行ごとの比較表)

重量税・自賠責保険料・検査手数料・整備料金の金額を、国・保険の料率・依頼先の整備事業者のどこが決めているかで並べた表です。

整備工場で点検中の乗用車

見積書の行ごとに、金額を決める主体を比べる

見積書を2社以上から取ったとき、金額が違う行と、同じになるはずの行があります。違いが出るのは、金額を依頼先が決める行です。国や料率で決まる行は、依頼先を変えても同じ車なら同じ額になります。

見積書の行金額を決める主体見積の間で比べられるか詳しい説明
自動車重量税国(税額は法令で決まり、車の重さ・経過年数・エコカー減税の有無で変わる)同じ車なら、どの依頼先でも同じ額になるはず。違えば理由を聞くエコカー減税と初回車検の重量税
自賠責保険料損害保険料率算出機構が算出する基準料率。現在は全ての会員保険会社がこの料率を使っている同じ車・同じ保険期間なら同じ額になるはず。違えば保険期間の長さを確かめる自賠責保険料の改定
検査手数料国と自動車技術総合機構(検査の手数料の額は政令などで決まる)。令和8年4月1日に改定された検査の受け方(持込検査か、保安基準適合証を出す方法か)と車種で額が変わる。同じ条件なら同じ額検査手数料の改定
点検整備の料金(点検技術料・整備技術料・基本料など)国土交通省の案内では、点検整備料金は機能の劣化の具合や故障個所の多さで変わるもので、依頼する整備事業者にあらかじめ確認するよう案内している依頼先ごとに違う。行の名前と含まれる作業の範囲をそろえて比べる見積の比べ方、費目名の別名対応表
部品代・油脂代このサイトでは、部品代の決め方を定めた公的な資料を確認できていない。見積書の部品の種類と数量から確かめる部品の種類(純正・優良・リビルト・中古)をそろえて比べる部品の種類、部品、油脂代の12品目

基準料率とは、保険会社が保険料を決めるときの元になる料率です。自賠責保険では、全ての会員保険会社がこの基準料率を使っているため、保険会社を変えても同じ車なら保険料は同じになります。

見積を比べるときの使い方

  1. 重量税・自賠責保険料・検査手数料の3行を、法定費用早見表と見比べます。早見表と違う額は、見積の間で違いが出る理由を依頼先に聞きます。
  2. 残る行は依頼先が決める金額です。行の名前を費目名の別名対応表でそろえてから、含まれる作業の範囲を見比べます。
  3. 追加整備の行は、何の作業かを書面で確かめます。手順は追加整備を勧められたときの確認の順番にあります。

行を5つの区分に分ける表は仕分け早見表、行の種類から各ページを探す索引は行の種類別ページ案内にあります。

よくある質問

Q. 見積書の中で、依頼先を変えても同じ額になる行はどれですか。

自動車重量税、自賠責保険料、検査手数料の3行です。同じ車、同じ保険期間、同じ検査の受け方であれば、どの依頼先でも同じ額になるはずです。違うときは、法定費用早見表と見比べて、理由を依頼先に聞きます。

Q. 工場ごとに差が出る行はどれですか。

点検技術料・整備技術料・基本料などの点検整備の料金は、依頼先ごとに違います。国土交通省の案内でも、点検整備料金は機能の劣化の具合や故障個所の多さで変わるため、依頼する整備事業者にあらかじめ確認するよう案内されています。比べるときは、行の名前と含まれる作業の範囲をそろえます。

Q. 部品代や油脂代は、誰が金額を決めますか。

このサイトでは、部品代の決め方を定めた公的な資料を確認できていません。見積書に書かれた部品の種類(純正・優良・リビルト・中古)と数量をそろえて比べ、不明な点は依頼先に確かめます。

このページでできること・できないこと

示しているのは、行ごとに金額を決める主体の一般的な整理です。個別の見積書の金額が妥当かどうかは判定しません。金額を入力して仕分けるときは見積の項目チェックを使えます。

出典:

このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の車の点検整備の要否を判定・保証するものではありません。実際の扱いは整備工場と国土交通省の案内でご確認ください。