日整連が挙げる12品目とそれぞれの役目
日整連は、自家用乗用車の車検・定期点検の一般的な料金項目として「部品、油脂代」を説明しています。点検で見つかった異常箇所を整備するとき、またはお客様から依頼された整備をするときに、必要になる部品と油脂類の料金です。説明ページには、次の12品目が挙がっています。
| 品目 | 日整連の説明にある役目 |
|---|---|
| エア・クリーナ・エレメント | エンジンが吸う空気の中のチリなどをこしとる |
| ブレーキ・パッド | ブレーキ操作で車を止めるための摩擦材 |
| ブレーキ・キャリパ・インナ・キット | ブレーキの油圧を保ち、ブレーキを効かせる |
| Vベルト(補機ベルト) | エンジンから各補機類へ動力を伝える |
| ブレーキ・シュー | ブレーキ操作で車を止めるための摩擦材 |
| エンジン・オイル・フィルタ | エンジン・オイルの中の不純物をこしとる |
| エンジン・オイル | エンジン内部を滑らかにし、不純物からエンジンを守る |
| ブレーキ・フルード | ブレーキペダルを踏む力を、油圧でブレーキ装置に伝える |
| ウィンド・ウォッシャ液 | 前後のガラスの汚れを落とす洗浄液 |
| エンジン冷却水(LLC) | エンジンの熱を吸い、ラジエータから逃がす |
| トランスミッション・オイル | トランスミッションの内部を滑らかにし、鉄粉などからギヤを守る |
| パーツ・クリーナ | 各部品の汚れを落とす洗浄剤 |
表は日整連の説明を言い換えたものです。実際の見積書では、業者によって品目の呼び名や並べ方が違います。
部品の代金と交換の作業料は、別の費目として説明されている
同じ日整連の説明では、整備技術料は、保安基準に適合しない(またはそのおそれがある)箇所を直すための技術料金と、お客様から依頼された整備の技術料金です。例として、ブレーキ・パッド交換とエンジン・オイル交換が挙げられています。
つまり、ブレーキ・パッドやエンジン・オイルといった物そのものは「部品、油脂代」、交換する作業は「整備技術料」と、費目が分かれる説明になっています。見積書で同じ交換が2つの行に分かれて見えるのは、このためです。1行にまとめて請求する業者もあるため、行が分かれていない見積書では、部品代と作業料のどちらが含まれているかを整備工場に確認します。
点検そのものの料金は「基本点検技術料」で、国が定める定期点検項目を点検する料金と説明されています。費目の区分は用語集の点検整備費用にまとめています。
この12品目にない部品(ワイパー・バッテリーなど)
ワイパーゴムやバッテリーは、日整連のこの説明ページの12品目には挙がっていません。だからといって見積書に載らないという意味ではなく、このページからは、載る行がどこかまでは確認できていません(未確認)。見積書に書かれた部品名の扱いは、整備工場に確認してください。
ブレーキ・パッドやバッテリーなどの交換時期の目安は、法定の合否基準ではない参考情報として、整備項目の参考情報に整理しています。車検の合否は、部品の残量そのものではなく、ブレーキの制動力の測定などの性能で判定されます。
このページでできること・できないこと
ここで示しているのは、日整連の費目説明にある品目と役目です。見積書の部品代や油脂代が妥当かどうか、交換が必要かどうかは判定しません。見積書全体の確認点は車検の見積書で確認する5点、見積書の行の仕分けは見積の項目チェックで確認できます。
出典(確認日2026-10-05):
- 日本自動車整備振興会連合会「部品、油脂代」https://www.jaspa.or.jp/member/explanation/fee01_04.html
- 日本自動車整備振興会連合会「整備技術料」https://www.jaspa.or.jp/member/explanation/fee01_03.html
- 日本自動車整備振興会連合会「基本点検技術料」https://www.jaspa.or.jp/member/explanation/fee01_02.html