車検見積書の仕分け実例(軽自動車・コンパクトカー・ミニバンの架空見積3パターン)

架空の見積書3つを、1行ずつ法定費用・業者が設定する費用・整備費用(部品代・値引きを含む)に分けて示します。法定費用の金額は、法定費用早見表と同じ計算で出しています。

3パターンの前提

3つの見積書は、このページのために作った架空のものです。実在の整備工場の料金ではなく、業者が設定する費用・整備費用の金額は、仕分けの見本として置いた数字です。法定費用だけは、次の条件で計算した金額です。

自賠責保険料の基準料率は、始期が2026年11月1日以降になると変わります。同じ車でも、始期が11月以降の見積書では、法定費用の自賠責の行が上の金額と異なります(自賠責保険料の改定)。

パターンA:軽自動車(車両重量680kg)

見積書の行金額区分
自動車重量税(2年分)6,600円法定費用
自賠責保険料(24ヶ月)17,540円法定費用
検査手数料2,500円法定費用
車検基本料15,000円業者が設定する費用
基本点検技術料8,000円整備費用(定期点検の項目の点検)
エンジン、下廻り洗浄料3,000円整備費用
整備技術料(エンジンオイル交換)1,500円整備費用(交換の作業)
部品、油脂代(エンジンオイル)3,500円整備費用(部品代)
合計57,640円法定費用26,640円+その他31,000円

法定費用は3行で26,640円です。残りの31,000円は、業者の価格設定と整備の費用で、依頼先によって変わります。エンジンオイルは、点検の料金(基本点検技術料)とは別に、交換の作業と油脂の代金が2行で出ています(交換は定期点検のどこにあたるか)。

パターンB:コンパクトカー(小型自動車、車両重量1,100kg)

見積書の行金額区分
自動車重量税(2年分)24,600円法定費用
自賠責保険料(24ヶ月)17,650円法定費用
検査手数料2,500円法定費用
車検基本料18,000円業者が設定する費用
基本点検技術料9,000円整備費用(定期点検の項目の点検)
エンジン、下廻り洗浄料3,000円整備費用
整備技術料(ワイパーゴム交換)500円整備費用(交換の作業)
部品、油脂代(ワイパーゴム)1,600円整備費用(部品代)
合計76,850円法定費用44,750円+その他32,100円

重量税が車両重量で決まるため、法定費用はパターンAの26,640円から44,750円に増えます。ワイパーゴムも、点検と交換が別の行に分かれる例です(冷却水・ファンベルト・ワイパー・バッテリーの交換と定期点検の別)。

パターンC:ミニバン(普通自動車、車両重量1,700kg)

見積書の行金額区分
自動車重量税(2年分)32,800円法定費用
自賠責保険料(24ヶ月)17,650円法定費用
検査手数料2,600円法定費用
車検基本料22,000円業者が設定する費用
基本点検技術料11,000円整備費用(定期点検の項目の点検)
エンジン、下廻り洗浄料3,500円整備費用
整備技術料(ブレーキフルード交換)3,000円整備費用(交換の作業)
部品、油脂代(ブレーキフルード)1,500円整備費用(部品代)
値引き(整備費用にかかる)-3,000円値引き
合計91,050円法定費用53,050円+その他38,000円

検査手数料は、普通自動車で2,600円、小型自動車と軽自動車で2,500円の計算です(検査手数料の改定)。値引きの行は、どの行にかかるのかを確認します。法定費用は値引きの対象にならない前提で、この例では整備費用にかかるものとして置いています(合計欄の読み方)。

3パターンを並べて分かること

自分の見積書を行ごとに分けるときは、見積の項目チェックに行の名前と金額を入れると、仕分けの結果を確認できます。

12ヶ月点検の見積書の仕分け実例

12ヶ月点検の見積書には法定費用の行がありません。点検の料金・整備の料金・部品代・点検後の追加整備に分けた例は12ヶ月点検の見積書の仕分け実例(架空見積2パターン)にあります。

よくある質問

この仕分け例を、自分の見積書に当てはめるにはどうすればよいですか。

見積書の行を法定費用・業者が設定する費用・整備費用に分けます。行の意味が分からないときは見積書の1行ごとの仕分け早見表と費目名の別名対応表で引き、行の名前と金額は見積の項目チェックに入れて確認できます。

法定費用の行は、依頼先で金額が変わりますか。

車によって決まり、業者の違いでは変わりません。重量税が車両重量で、検査手数料が車の区分で決まります。

実例の金額は、見積書が高いか安いかの目安になりますか。

なりません。3つの見積書は架空で、業者が設定する費用・整備費用の金額は仕分けの見本です。法定費用だけが、前提の条件で計算した金額です。

このページでできること・できないこと

このページの3つの見積書は架空のもので、業者が設定する費用・整備費用の金額は妥当な水準を示すものではありません。見積書の金額が高いか安いかは判定しません。示しているのは、行をどの区分に仕分けるかの例と、法定費用の金額です。

出典(確認日2026-10-08):

このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の車の点検整備の要否を判定・保証するものではありません。実際の金額は整備工場と国土交通省の案内でご確認ください。