12ヶ月点検の見積書の項目の読み方(点検の料金・整備の料金・部品代)

12ヶ月点検の見積書は、点検そのものの料金と、点検で見つかった箇所を直す料金が別の行に分かれます。日本自動車整備振興会連合会(日整連)の説明と国土交通省の案内で、各行が何の料金か、点検項目が何項目かを確認します。

見積書の3つの行が何の料金か

見積書の行何の料金か(日整連の説明)いつ増えるか
基本点検技術料国で定める定期点検項目を点検し、車の健康状態をチェックするための料金定期点検を行うとき
整備技術料点検の結果、国の定める保安基準に適合しない、またはそのおそれがある箇所を整備するため、および別に依頼された整備を行うための技術料金点検で見つかった箇所の整備や、依頼した整備があるとき
部品、油脂代点検で見つかった異常箇所を整備する場合や、依頼された整備を行う場合に必要な部品と油脂類の料金整備で部品や油脂類を使うとき

日整連の資料は、車検や定期点検のときの一般的な料金項目を自家用乗用車向けに説明したものです。見積書に実際に載る呼び名は、工場によって違うことがあります。読めない行は、何の作業の料金かを工場に確認します。

点検項目数: マイカーは1年ごとに29項目、2年ごとに60項目

国土交通省の案内では、自家用乗用車や軽自動車(マイカー)は、1年ごとに29項目、2年ごとに1年ごとの29項目を含む計60項目の点検整備を行う必要があるとされています。12ヶ月点検は1年ごとの29項目にあたります。根拠は道路運送車両法第48条と自動車点検基準第2条です。

同じ表には、走行距離が規定以下(マイカーは年間5千キロ)で前回の点検を行っている場合に限り、点検を行わないことができる項目数が示されています。マイカーの1年ごとの点検では11項目です。

点検項目の一覧は点検整備記録簿に示され、自動車メーカーのメンテナンスノートに添付されています。記録簿の書き方と保存は点検整備記録簿の記載事項・保存期間で確認できます。令和3年10月1日からは、車載式故障診断装置(OBD)の診断結果を調べる点検も義務づけられています。見積書で別の行になっているときの見分け方は整備項目の参考情報にあります。

見積を受け取ったときの確認の順番

  1. 基本点検技術料の行が、点検そのものの料金として1行になっているかを見る。
  2. 整備技術料と部品、油脂代の行が、どの箇所の整備に対応するかを工場に確認する。点検で見つかった箇所と、自分で頼んだ整備が区別されているかも見る。
  3. 車検と同じ時期に受ける年は、点検の費用が車検側の点検整備費用と重なっていないかを確認する。対照表は12ヶ月点検の見積チェックから見られます。

このページでできること・できないこと

ここで説明しているのは、見積書の費目の意味と、点検項目数です。点検の金額が妥当か、追加の整備が必要かは判定しません。項目を1行ずつ入力して仕分けるときは12ヶ月点検の見積チェック、車検の見積書全体の費目は費目チェックリストを使います。点検を受ける時期は車検・12ヶ月点検の時期の早見表で数えられます。

出典(確認日2026-10-06):

このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の工場の見積の妥当性を判定・保証するものではありません。実際の点検内容と料金は、依頼する工場の案内でご確認ください。