車検に不合格になったら(再入場・限定自動車検査証・再検査の手数料)

検査で保安基準に合わない箇所が見つかっても、その場で車検が終わるわけではありません。当日の再入場、限定自動車検査証、後日の再申請の3つの道と、それぞれにかかる検査手数料を、令和8年4月1日現在の金額で整理します。

不合格になった後の3つの道

自動車技術総合機構(車検の検査を行う国の機関)の案内によると、検査で保安基準に合わない箇所(不適合)が見つかったときは、その箇所を直してから、もう一度審査を受けられます。

道期限・回数検査手数料
当日の再入場当日の審査時間内。1回の申請につき、初回を含めて3回まで機構の案内には、再入場で新たにかかる検査手数料の記載がありません
限定自動車検査証を受けて再検査限定自動車検査証の有効期間(発行日を入れて最大15日間)の中で再申請下の表のとおり(普通自動車・小型自動車で1,900円または2,100円)
後日の再申請不適合になった翌日以降。限定自動車検査証の15日を過ぎた場合も同じ新たに検査手数料が必要。金額は車検の検査手数料の改定で確認できます

どの道でも、整備工場に払う整備費用は、検査手数料とは別にかかります。

当日の再入場は、初回を含めて3回まで

不適合になったら、その場で点検・整備をして、検査コースに戻れます。検査ラインの入口にある申告ボタンか電話で、再入場であることを検査官に伝えます。

再入場できるのは当日の審査時間内だけです。1回の申請で再入場は2回までで、初回と合わせて3回です。3回までに合格しなければ、あらためて申請します。この場合は、新たに検査手数料が必要です。

限定自動車検査証を受けると15日の間に再検査できる

限定自動車検査証は、整備をして再検査を受けるために交付される書類です。道路運送車両法では、継続検査で保安基準に合わないと認めても、自動車の使用を止める必要があるときを除き、この書類を使用者に交付するとしています。

必要なときは、総合判定の検査官に伝えて、事務庁舎の窓口に申請書類を出します。受け方は次の2通りです。

受け方検査手数料(普通自動車・小型自動車、令和8年4月1日現在)
認証工場や自分で整備し、運輸支局等へ車を持ち込んで、不適合だった箇所の審査を受ける2,100円(検査登録印紙600円と自動車審査証紙1,500円)。検査の予約は不要
指定整備工場で整備と検査を受け、限定保安基準適合証をもらって、限定自動車検査証と一緒に提出する(継続検査では現車の持ち込みは不要)1,900円(検査登録印紙1,500円と自動車審査証紙400円)

認証工場と指定工場の違いは認証工場と指定工場の違いで整理しています。軽自動車の手数料は、このページでは確認していません。軽自動車検査協会の案内で確かめてください。

機構の「再入場(不適合の場合)」のページには、改定前の金額(1,600円・1,800円など)が残っています。見積書の金額と合わないときは、日付の入った関東運輸局の手数料一覧を基準にしてください。

再検査になる車の割合(令和6年度)

北海道運輸局が令和7年10月に公表した調査では、持ち込み検査で受けた継続検査について、次のとおり数えています。

同じ資料に、北海道の令和6年度の再検査の内訳があります。灯火類の不適合(ヘッドライトの向きや明るさなど)が約36%、保安装置の不適合(ウォッシャーやクラクションの故障など)が約14%、車枠・車体の不適合(車体表示なし、ボディのさびによる腐食など)が約10%です。この内訳は北海道のものです。全国の内訳は、この資料では確認できません。

車検の見積書との関係

このページでできること・できないこと

ここで示しているのは、法令と国の機関が公表した案内の内容です。個々の車がなぜ不適合になったかの判定や、整備費用の妥当性の判定はできません。限定自動車検査証を交付するかどうかは、検査を行う運輸支局・検査場が決めます。

出典(確認日2026-10-04):

このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の見積の金額の妥当性を判定・保証するものではありません。実際の金額は、検査を受ける運輸支局・軽自動車検査協会・整備工場の案内でご確認ください。