初回車検(新車3年)と2回目以降の車検で見積に出る項目の違い

新車の初回車検と2回目以降の車検について、見積書の行ごとに、変わるものと変わらないものを仕分けて比べます。

初回車検で変わるのは検査証の期間と重量税・自賠責の期間分で、点検の基準は同じ

自家用乗用自動車等では、新車の最初の検査証の有効期間は3年です(自動車点検基準の別表第6の注に、有効期間を3年とされた自動車の扱いが定められています)。この期間の違いが、見積書の法定費用の行に表れます。

見積書の行初回車検(新車3年)2回目以降の車検(有効期間2年)変わるか
点検整備の基準(点検料金の行)3年目の点検は2年ごとの欄の基準(60項目)2年ごとの欄の基準(60項目)変わらない
検査手数料国に納める検査手数料で、車の区分と検査の種類で決まる(検査手数料の改定)初回かどうかでは変わらない
自動車重量税次の車検までの期間分をまとめて納める。エコカー減税の免税を新車で受けた車は、初回車検でも免除2年分を納める。13年・18年を超えると税率が変わる期間分と軽減の扱いが変わる(エコカー減税と初回車検の重量税)
自賠責保険料検査証の有効期間をまかなう月数で契約する。基準料率表には37か月以上の契約の区分がある24か月分の例が国土交通省の資料にある月数が変わるので金額も変わる(自賠責保険料の改定)
整備の提案(部品代・整備技術料の行)経過年数と走行距離は車ごとに違い、提案の有無や数は初回かどうかだけでは決まらない法令の基準はない

新車で免税以外の軽減(75%・50%・25%)を受けた車は、初回車検では本則税率で計算されます。新車のときより重量税が上がって見えるのは、この仕組みによります。

点検の項目は、年ごとの欄の使い分けで決まる

有効期間が3年の自動車は、2年目の点検が1年ごとの欄(29項目)、3年目の点検が2年ごとの欄(60項目)の基準になります(別表第6の注)。車検の年にあたる3年目の点検整備は2年ごとの基準で、2回目以降の車検と同じ項目です。項目の一覧は定期点検の項目一覧にあります。

見積書と読み合わせるときの注意

よくある質問

Q. 初回車検の見積で、2回目以降と変わる行はどれですか。

変わるのは検査証の期間に連動する法定費用の行です。自動車重量税は次の車検までの期間分をまとめて納め、自賠責保険料は検査証の有効期間をまかなう月数で契約するため、期間が変われば金額も変わります。検査手数料は車の区分と検査の種類で決まり、初回かどうかでは変わりません。

Q. 初回車検の点検整備は、2回目以降より項目が少ないのですか。

点検の基準そのものは2回目以降と同じです。有効期間が3年の自動車では、2年目の点検が1年ごとの欄(29項目)、車検の年にあたる3年目の点検が2年ごとの欄(60項目)の基準になり、3年目は2回目以降の車検と同じ項目です。

Q. 初回車検の見積で、整備の提案は法定の基準ですか。

法定の基準ではありません。初回車検でも2回目以降でも、提案された整備の行は法定費用とは別の、依頼先の設定する費用です。提案の有無や数は経過年数と走行距離が車ごとに違うため、初回かどうかだけでは決まりません。個別の提案が必要かどうかは、このサイトでは判定しません。

このページでできること・できないこと

ここで示しているのは、法令と公的な資料に書かれた範囲の違いです。個別の車の初回車検の見積が妥当かどうか、整備の提案が必要かどうかは判定しません。バス・トラックなど乗用車以外の区分は扱いません。

出典(確認日2026-10-08):

このサイトは、車検の見積に関する一般的な情報を提供するものであり、個別の車の点検整備の要否を判定・保証するものではありません。実際の扱いは整備工場と国土交通省の案内でご確認ください。